エンドレステーゼ
魔と人。光と闇。
相容れぬ立場。相容れぬ思いの比喩として
遥か古から様々に描かれてきた二元的命題をテーマにした
オリジナルのファンタジー小説です。
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第一章
− 追憶の塔 篇 −
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《 アバンタイトル 》 |
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最北の都市“クラーケン”。 それは大陸の北に広がる凍土を治める連邦国家“エアリス”に連なる一国にして、最小の都市国家の名だ。 その歴史は古く、二百年前の革命をへてからは御三家と呼ばれる貴族筋の血族たちによって統制されてきた。 だがしかし、厳しくも貧しい土地柄ながら、いやだからこその平穏を許されてきた常冬の国は、突如として世界を襲った魔軍の一つによって蹂躙されてしまう。 そうして現れる巨大なる塔。 それはまるで人も、街も、人間が生きた痕跡の存在すべてを許さぬ魔の意思と思えた。 そんな魔窟に一人、剣士は挑む。 ただ一度、彼にだけ許されたチャンスを掴むために。 彼の名はライン。 魔剣を手に、魔軍の首魁“セツ”なる魔を憎む者。 だがそれは……その真意は……。 |
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